CASL2を勉強する機会があったのですが、とても良くできているエミュレータの
はその名の通りWindowsにしか対応していません。ですがどうしても他のOSで動かしたいじゃないですか?wineで動くのでWindowsの波から逃れましょう。
もくじ
<li>
<a href="#macOS">macOSでやる場合</a><ul>
<li>
<a href="#i-6">動作環境</a>
</li>
<li>
<a href="#XQuatz">XQuatz をインストール</a>
</li>
<li>
<a href="#wine-2">wineのインストール</a>
</li>
<li>
<a href="#wine-3">wineを起動すると</a>
</li>
<li>
<a href="#i-7">フォントを入れる</a>
</li>
<li>
<a href="#i-8">インストール&起動してみる</a>
</li>
</ul>
</li>
<li>
<a href="#i-9">最後に</a>
</li>
必要なもの
msgothic.ttc (windowsの中に入ってるファイル[C:¥windows¥Fonts]にあります)
Ubuntuでやる場合
動作環境
今回はUbuntu 18.04 LTSでやります。
wineのインストール
以下のコードで最新版がダウンロード出来ます。
sudo dpkg --add-architecture i386 wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/Release.key sudo apt-key add Release.key sudo apt-add-repository -y -n https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ rm Release.key sudo apt update sudo apt install winehq-stable winetricks
winetricksなど便利なツールもインストールされます。
インストールの確認
ターミナルを開いて
$winecfg
と打ちwineが起動すれば成功です。
このコマンドを打つとWindowsで言うCドライブに該当するフォルダが作成されます。パスはhome/user/.wine/ となります。drive_cがCドライブに該当するフォルダです。
フォントを入れる
/home/user/.wine/drive_c/windows/Fontsにmsgothic.ttcを入れます。
こうすることでWindowsアプリケーションの日本語の文字化けを回避することができます。
インストール&起動してみる
vbCASL153.msiを上記からダウンロードしてきて、ターミナルでダウンロードしたファイルがあるディレクトリに移動します。
$ LANG=“ja_JP.UTF-8” wine msiexec /i vbCASL153.msi
ショートカットで起動する場合はLANG=“ja_JP.UTF-8” を環境変数に設定してください。
UTF-8に設定しないと文字化けしまくるので注意
インストーラーの指示に従ってインストールを進めていきます。
インストール後は/home/user/.wine/drive_c/Program Files (x86)/vbCASL に移動して
$ env LANG=“ja_JP.UTF-8” wine vbCASL.exe
で実行すれば起動すると思います。
お疲れ様でした
続いてmacOSでの解説に移ります。
macOSでやる場合
動作環境
今回はmacOS Mojave ver 10.14.1
XQuatz をインストール
XQuatz の公式ページからインストーラをダウンロードしてインストールします。
wineのインストール
Wine の公式ホームページのダウンロードページからstableって書いてある奴をダウンロードしてインストールしましょう。
インストール後は一回だけでいいのでwineを実行しておきます。
実行するとターミナルが開かれ、そこに使い方が書いてあるので大丈夫でしょう。(一応後述しますが)
wineを実行して開かれるターミナルでないとwineのコマンドが使えないので注意です。
ちなみにFinderから動かしたいexeファイルを右クリックしてwineを選んで実行すればいいのでわざわざターミナルからやる必要もないと思います()
wineを起動すると
Windowsで言うCドライブに該当するフォルダが作成されます。パスはhome/user/.wine/ となります。drive_cがCドライブに該当するフォルダです。
フォントを入れる
/home/user/.wine/drive_c/windows/Fontsにmsgothic.ttcを入れます。
こうすることでWindowsアプリケーションの日本語の文字化けを回避することができます。
インストール&起動してみる
vbCASL153.msiを上記からダウンロードしてきて、ターミナルでダウンロードしたファイルがあるディレクトリに移動します。
$ wine msiexec /i vbCASL153.msi
注意ですがmsiファイルはwineのターミナルからじゃないと実行出来ない(ファイル右クリックでwineアプリが出てこない)のでwineのターミナルから実行してください。
インストーラーの指示に従ってインストールを進めていきます。
インストール後は/home/user/.wine/drive_c/Program Files (x86)/vbCASL にFinderで移動して
vbCASL.exeファイルを右クリックして「このアプリケーションで開く」からWine Stable.appを選び、
で実行すれば起動すると思います。
お疲れ様でした
最後に
本来と違う動作をしても責任取れないのですべて自己責任でお願いしますね