ミュージカル「四月は君の嘘」を見た当日(後日)

鉄は熱いうちになんとやら

今左手に括り付けられたApple Watchを見ると、5/29 2:32と表示される。

もうこんな時間が経ったのか。アルコールにより馬鹿になった頭は痛みのシグナルを伝達しながら睡眠をよそよそしく要求する。

と、いうことで頭痛で寝れないのでミュージカル「四月は君の嘘」の感想を書いていきたいと思います〜〜〜

ビール二杯飲んでいるのと、勢いで書こうと思っているので滅茶苦茶な文章になっている可能性はあるが、許して。

ちょっと話は逸れるが僕の周りの友人は意外とブログをやっている人が多く、しかもびっくりするぐらいみんな文章が読みやすいので意識できるようになりたさ、ある。

前提

  • ミュージカルスーパーにわかです。
    • 舞台は人生で二回目
    • 映画は「レ・ミゼラブル」しか観た事ない(超面白かった)
  • 予習のため、「四月は君の嘘」のアニメを12話まで観ました
    • 全話観る時間、取れなかった・・・・
    • 全話観ようとは思っているので観終わったらまた追記するかも

ミュージカル全体の感想とかくっそデカい規模で語ります。

「そこにいる感」

これはミュージカル全体に共通するかもしれない。

映画館にそこそこ足運んでいるが、劇場には普段あまり行かないので劇場と映画との違いを結構感じてとても面白かった。

  • ぬるぬる動く

    • もうかなりゲーマーライクな目線ではあるが、映画は1秒間に24枚の画像表示されることで、動いているように見せかけている。
    • 正直実写映画とか観る時、めっちゃカクカクだな〜と思うことが割とある
    • そりゃあモニターとか通して無いのだから当たり前だけど、すげ〜〜〜〜ぬるぬる動く〜〜って感動していた。
  • 自分の目がカメラ

    • これもまた映画との比較だが、映画はレンズを通して見せたいものを見せるのに対し、舞台では観客がレンズとなるので、壇上全てが撮影対象になる。
    • これもとても面白くてミュージカル中に色々なところを見てこの人はどのような振る舞いをしているのかな〜みたいな、モブ(って言って良いのか?)の人達にも焦点を当てることができて楽しい。
    • 劇中で個人的な最高のモブキャラは一番最初のかをりと公正が出会う公園のシーンでゆ〜〜〜〜〜っくり右から左に押し車を押して移動していたおじいちゃん。
    • 人々のイメージするおじいちゃんが完璧な形となって劇に現れていてかなりびっくりしました。演技も本当に良い。アニメの世界みたいなおじいちゃんだ・・・・
    • 美術の話も。
      • 学園祭のシーンで背景として出し物の看板とかあったけどあれ見るのなんか楽しかった
      • 青春を感じるぞ
  • 演奏

    • 実際に演奏しているわけではないんだけど、キャストがまるで演奏しているかのように指や弦を動かすので最初の数十秒分からんかった。
    • ピアノも高い音弾いているときは右手が右寄りにあったりして本当にとてもそれっぽい。凄い。

感情

キャラへ

この作品、基本いい女といい男で構成されている。

有馬公生

コラ!!!!!!!!!!!

宮園かをりにゾッコンやんけ!!!

椿ちゃんが居るのに一人ぼっちとか言ってんじゃねぇ!!!

でもちょっとなよってしていたキャラクターが覚悟ガンギマリになるシーンが大好物なタイプのオタクのため、ラストの演奏シーンは普通に感動しました。  - ちょっとなよってしていたキャラクターが覚悟ガンギマリになるシーン、例えば「呪術廻戦0」の乙骨くんとか

気がついたらかをりと二人の世界に入っていて、椿ちゃんを振ったりもせずにキープしているの本当にコラッ

しかも椿ちゃんにも優しいんだから罪な男よ本当に・・・・ 足の傷に気づいておぶって帰るシーンとか・・・こ〜れ好きになっちゃいますね。

ミュージカルでは非常に良い声をしておりました・・・・後子役と背中合わせで歌うシーンがあるのですが、なんか凄く好き。

これはマジで没入している上でのアレなんですけど、「僕にはピアノしかない・・・」って言うたび俺は「いや俺はピアノすらないが!?なんすか!?」って内心思ってた。劇中のキャラクターに不幸マウントを取るな。

後これはガチのわがままではあるのですが、アニメのピアノ弾く前に椅子の高さを調整するシーンが好きだったので、そこも欲しかった。(尺的に無理か)

かをりをおんぶする時に小声で「行くよ?」って言ってるの好き

宮園かをり

可愛い、明るい! はちゃめちゃな嘘を付いたが結果として有馬公生は母親と訣別できているし渡はノーダメっぽそうだし椿ちゃんは・・・・大ダメージだな・・・

どこまでも自分に貪欲なのが本当に良い。芯が真っ直ぐで強い。そういえば渡くんにウソついてごめんねって言った?

劇中だと宮園かをりが最後どうなったか明言されてない(まぁ亡くなったっぽそうな雰囲気はあるけど)ので、実際どうなったか今これを書いている時にググっちゃったんだけど、亡くなってるのか・・・・

漫画やアニメ作品の手術、成功率100%なイメージあったからびっくりしました。奇跡なんて無いんだ・・・・というか手術中に亡くなったのか・・・?そんなことある?いやある気がしてきたけれども。手術失敗しても亡くなるまでの意識がある猶予があるんじゃ無いのかと思ったり。あまり生存の期待値が高く無い手術、まぁまぁ嫌だな・・・麻酔で安らかに眠れるとはいえ・・・健康に感謝しつつその健康を維持する様生きたいと強く思った。

そうそう調べてみると、病名を公表しないのはその患者への配慮だとも言われてるけど、個人的には本筋じゃ無いからだと思った。

  • この考えはチェーホフの銃という所から来ています。なんでこんなの知ってるんだ俺

とか思いつつそういえばソードアート・オンラインのキャラに病名公表でキャラ居たな・・・・って思ったり

  • ユウキ(SAO) (ゆうき)とは
    • AIDSを持っている
    • 意図あるのかな、わかんないや
    • 本当に滅茶苦茶良い話なのでチャンスがあったら見てくれ
      • このキャラが出てくるシーズンのアニメのOPのCD、人生で初めて買ったCDなので本当によく覚えている。話も
      • ジャケット見ただけでちょっとウルっとしちゃった。

澤部椿

大好きになっちゃった。 唯月ふうかさんの声があまりに良すぎる。可愛い。観る前はアニメだと宮園かをりが好きかな〜って言ってたけど舞台だと澤部椿が好きです。

多分俺は二次元と三次元のコンテンツで好みとか全く変わるタイプ。

作品において幼馴染キャラというのは本当に負けることが多くて、基本ポッと出てきたヒロインに取られてしまいがちなのですが、本当に良く頑張った。偉いよ・・・・・・

ずっと一緒にいてあげる的な発言を最後の最後にしたのが本当に可愛い。言い回しも洒落てる。というか四月は君の嘘って全体的に言い回しが洒落てない?こういうの大好きです。

アニメだと一瞬先輩の方に行くムーブがあるので、そこで視聴者からの好感度調整が行われるけど、舞台は先輩が全く出てこないため、幼馴染で好きであることを公正に伝えられない女の子って感じになっちゃって、ただただ可哀想な気持ちに・・・・

やっぱり最後のシーン本当に良かったな。好きだわ・・・・ ああいった遠回りの告白みたいなやつ・・・ 椿ちゃん、時間はまだまだある。もっと公正に振り向いてもらおう。振り向いてもらうために可愛い服を買ってみる回とか、頑張りすぎて風邪引いちゃって公正が看病しに来てくれる回とか。ゴリゴリに攻めよう。OVAを作ろう。(まだアニメ12話しか見てないから既にそういった回あるかもしれないが・・・)

今気づいたんだけどアニメの声優、佐倉綾音なのか。最高じゃん。

渡亮太

良いことばっか言うな。ずっと好きだぞ。ミュージカルでの配役も「あっ確かにサッカー部のキャプテンって感じするわ・・・」ってなった。

どこまでもロマンチストでかつ全てのスペックが高い。最強か?

「無理かどうかは、女の子が教えてくれるさ」とか、他のセリフもそうだけど、公正が言い直すの好き。自分に魅力があるかないかは自分で決めるんじゃなくて相手が決めるものだと、割と珍しい考えやな。最近見るものは大体、「他人からどう思われようと自分の道を進め」みたいなものが多くて、他者の承認無しに生きることを目指したりしているイメージがあるから、他人の結果を頼る思想はおもしれ〜〜〜。恋愛って感じのセリフだ。

サッカーのシーンのダンス、ドリブルっぽい振り付けで面白くて好き。なんで10人なんだ・・・と思ったけどキーパーは服装が違う&キーパーが居ると視線がそこに誘導されてしまうって理由かなと思った。後ちゃんと背番号10番つけてて良い。僕は少年時代背番号77番でした。(どうでもいいね)

渡が主人公のアペンドストーリー観たくないですか?とても観たいです。割と学生者の作品って、主人公の親友キャラに当たるポジションのキャラが結構な確率でいるけど、大体苦労の割にリターンが見合ってないから、毎度割に合わね〜〜〜って思う。 人生は苦労した分だけ成果が得られるべきだと思っているので、滅茶苦茶幸せになって欲しいし、カップリング厨の血が恋人出来てくれと騒いで止まらないんだ。

  • CLANNADっていう学生の恋愛ものの名作アニメでもずっと春原陽平っていう親友ポジキャラ幸せになってくれって願ってた。
  • でもシンエヴァのケンケンみたいに人気ヒロインを適当にあてがったらそれはそれでクッソ嫌な気持ちになるのでやっぱり新キャラをいいヤツキャラと付き合わせてくれ

「でも 頼られたのはお前だよ 俺のかをりちゃんがピンチの時 「助けて欲しい」って頼られたのは 俺じゃなかった お前だよ 公生」

こ〜れモテ男じゃないと言えないセリフや・・・・ 心の余裕が違いすぎる、沢山持っているからここでスッと渡せるんだなと・・・

全体へ

  • againって結局何だったんだ
    • 合図?もっと概念的なもの
    • なんか分からないけど心が揺さぶられてしまう。好きです。アニメでもなんかカッコええ・・・ってなった
  • カヌレを渡すシーン
    • 袋開かなくて笑っちゃった
    • 言うて、その後の流れ的に開いても困らない・・・?
  • 食べ物系
    • ちゃんと食べててびっくりですよ
  • 高校生設定
    • 正直原作やアニメもこっちの方が良くないか?
      • 言い回しが中学生にしてはシャレすぎだろとはちょっと思ってたので
    • プラトニック・ラヴを表現するなら中学生の方が良い気もする
      • 若ければ若いほど「大人の恋愛」から遠のくから・・・
      • なんかそう考えると、ボーイミーツガール的な作品と恋愛ものってなんか好きになり方が違うというか、その辺が変わるのかな
      • と思ったけどゴリゴリの恋愛もの読んだこと無かったわ・・・・
      • ラブコメで言うと、「かぐや様は告らせたい」は初めから好き同士でスタートしてたしな。
  • モノトーンの世界
    • 作中、ひたすらモノクロの世界と色づいた世界の話が出てくるんだけど、公正がモノクロの世界なのは、ピアノの黒鍵と白鍵と掛けているのかなと思ったり。
      • 言葉遊びがうますぎる。ラッパーよ
  • アニメのセリフなんだけど、そういえば星は夜に輝くって言葉が好きです
    • 逆境を夜と唱えた時にそこでこそ輝けるんだよと、すばらすばら
  • 審査員のビジュアル
    • ガチでイケてるおじさまって感じで良い。
      • 俺がお嬢様になる機会があったら雇いたい・・・・
  • 時が止まる
    • 歌っているメンバー以外がピタッと静止して時間が止まっている中、つまり精神的な世界での歌っていることを表現しているシーンがそこそこあるけど本当にピタッて止まりすぎてすごい
    • 滅茶苦茶体勢辛そうなのに・・・・

感想を書くためにCD買えば良かったと少し思い始めてきたけど、これ、CDにはWキャストの片方だけしか収録されてないんだよな・・・・

ミュージカルの音楽、ミュージカル聴き終わってから聴き直すことないかな〜と思ったけど全然嘘だわ。

カラオケで歌えるぐらいミュージカルの曲聴きまくったことありました。これです。

クッッッソ名シーン。

力強くて、再起をはかる様な歌が好きすぎるな、劇中でも自転車のに乗るシーンの歌が滅茶苦茶好きです。

ここでパッと思いついた俺が滅茶苦茶好きなそういったタイプの曲を突然紹介・・・・・

  • Creepy Nuts / かつて天才だった俺たちへ
    • 昔は天才で今は平凡なお前ら、時が来たらかませ
  • パシフィック・リム メインテーマ

自己表現

サッカーのシーンとか歌だけで試合結果を表現していたり、曲の特徴、つまり音の高低と他の楽器も含む、和音、リズムだけでここまで色々なことが表現できることに驚きつつ、自己表現をしたくなった。自分の思想や考え方、世界を文字にして届けるだけじゃなくて、それを音楽にすることが出来れば、もっとスムーズに人々の心の中に入り込めるかもしれない。

いやなんでそんなことしたいの?って思ったが割とすぐに答えは出て、「自分の存在を誰かに認知し続けて欲しいから」が解みたいだ。元々寂しがり屋な自覚があったが、これが転じて全く知らん誰かの心の隙間に入り込めることに喜びを感じているかもしれない。俺を好きになってくれ、俺を忘れないでくれ・・・・・・

ということで自己表現としてのDTMのモチベが少し上がったりしました。最近初音ミク使うより歌った方が早いなと思いながら、マンションだから大声出せんし・・・・と思う今日この頃。

mutalk、早く発売してくれの気持ちが強い

メタバース堪能するならヘッドセットにマイクも 装着した顔スゴいけど: J-CAST トレンド【全文表示】

まとめ

勢いでここまで文字を書けることにびっくりした。感受性が高くて良かったな。本当に良い舞台だった。数時間ずっと感情が揺さぶられていて、終わる頃にはヘットへトになっていた。舞台、面白いな・・・自分は割と色々なところ見るから細かい発見に溢れていてその後の感想会が楽しい。(一緒に行った人が複数回行ってて全知全能に近いから自分の気づいた点を拾い切ってくれて助かるのもあるけど)2年前に見たデスノートの舞台(2020/2/4)ぶりか、やっぱり行って良かったな。

おしまい

Licensed under CC BY-NC-ND 4.0
Built with Hugo
テーマ StackJimmy によって設計されています。